8月16日出題・神無七郎作の偶数手ばか詰解答発表です。
問題図はこちら
神無七郎作 ばか詰 4手
【正解手順】
9九龍 8九飛 同馬 2九金 迄 4手 偶数手ばか詰の見所は何といっても初手です。
王手や王手を逃れると言った制約のない一手を入れることが
出来るわけですので、作者の手腕が問われると言ってもいいでしょう。
そして例題用に送って頂いた本作ですが、例題用とは言ってもさすがに七郎さんで、初手に見所がちゃんと用意されています。
初形を見ますと後手玉は全く身動きできない状況で、詰上りの形は2九金(飛)くらいしかなさそうです。
しかし初形では29龍と56馬があり、2九に金や飛を打って詰ますことができません。
そこで龍と馬の29への利きを無くす方法を考えます。
その方法は、まず9九龍の最遠移動!これが主眼の一手です。
1手目の局面

この一手目の局面からは普通のばか詰3手の作品として考えてください。
初手の最遠移動に対して次の1手は8九飛の限定打!5六馬に取らさせるにはこの地点しかありません。同馬と取らせることによって見事に2九への利きが無くなりました。最後は2九金まで。
例題にしてはもったいないような作品でした。
七郎さんありがとうございました。
偶数手ばか詰は最初の1手+普通のばか詰で構成しています。
その最初の1手の新しい意味付けがどんどん出てくるのではないか。
そんな期待をしてしまいますね。
それでは解答者の短評を掲載します。(到着順)
吉川慎耶さん 初手が発見出来ればスラスラ解けます。
余詰が発生しやすいので長手順のものは創るのが難しそうですね。
偶数手打ち歩ばか詰の法則問題なんかは面白い筋が創れそう。
★一番解答はお久しぶりの吉川(きっかわ)さん。復活を期待される若手フェアリストの一人です。
小峰耕希さん このルールが面白いのかどうか未だよくわかりませんが、
個人的には、推理将棋よりは可能性がありそうに感じています。
★以前、小峰・吉川・伊達でKKDトリオと言われましたね。
推理将棋より面白いかどうかは今後の作品次第ですね。
稲葉元孝さん 私でも解けた(?)ということは、
入門向けのいい問題でしょう。
★全国大会お疲れ様でした。今後も解答よろしくお願いしますね
平井康雄さん 初手に、王手をかける、はずすの制約がないというのは無限の可能性を感じさせますね。
★お〜っ大学教授から解答が・・・ありがとうございます。
浦壁和彦さん 持駒の飛金は18に角があるので9段目にしか打てない。
で、初手は29龍を動かすのだが、、
また、29への馬と龍の効きを消すのは、、
ということを成り立たせる99龍が決まる。
★お久しぶりです。解図の組み立てがよく分かります。
首猛夫さん竜と馬の二重の利きをはずして、29金までの作るとなればこれしかない。
この偶数手ばか詰って、結局盤上の駒を動かすか持ち駒を打つかして、
通常のばか詰を作ることと同じではないのですか?
解きながらにして、無意識にばか詰の創作を・・・
うーむ恐ろしいと言うか、凄いと言うか、面白い発想だなあ。
★お〜っ元大学院教授から・・・ありがとうございます。
ばか詰を創るとは面白い言い方ですね。たしかにそうなります。
しかしばか詰よりかなり余詰やすいのが特徴でしょうか。
隅の老人Bさん 夏バテに最適。この手数なら、解答する気になります。
解けて、一陣の涼風。
七郎さんの猛暑のお見舞い。有り難く拝受。
★中部地方も暑そうですね。多治見でしたっけ、日本一の暑さは・・・。新居浜も1ヶ月近く連続真夏日です。
小五郎さん 後手からというのは何だか新鮮な感じがしますね。
はてどちらに王手をかけてどちらを詰ませるのか―
少し戸惑ったのは私だけのはず。
★私は最初に駒を並べた時、玉の向きが逆でした。
あれ2九龍で王手かかってるし〜〜・・・ってね
中村雅哉さん 新しい試みを多数導入されるバイタリティには敬服しています。
★お〜っ本年度看寿賞受賞者から解答が・・・嬉しくて涙が出そうだ。
伊達悠さん あのばか詰3手(11玉55角/14桂/持ち駒飛金)の感覚ですね。 多分どこかに最遠移動するのだろうな、と思ったら解けました。
★お〜っ最後でKKD揃い踏みだ〜〜。
確かに七郎さんの名前を見ただけで9九龍と思っちゃいますね。
解答期間が短かったにもかかわらず10名の方々より解答を頂きました。ありがとうございました。新しい方かお久しぶりの方も多く、
注目されている?ようでがんばらないといけないと心に誓うのでした。
【解答成績】
解答者 10名 全員正解!★近いうちに何題か出題して作品展を開催ということになると思います。
作者の方々準備の程よろしくお願いいたします。
また例題出題用作品を募集していますのでよろしくお願いいたします。