「詰四会で見た対局がおかしかった」
「どんな将棋だったの?」
「14手で先手が詰まされてたよん」
「それで?」
「両王手があった。それと、後手の角が55に居るのを見たよん」
「へえ、他に覚えていることは?」
「1つの桂の連続4段跳も見た。それと、その桂以外にも1つの駒の4連続着手があったよん」
「華々しい対局だね。後は?」
「不成が2回で成が1回だったよん」
「ところで対局者は誰だったの?」
「天草さんとペさん」
さて、どんな将棋だったのでしょうか?
【作意】
7六歩 3四歩 6六角 5五角 9三角生 同桂 6八玉 8五桂 7八玉 7七桂生 8八玉 8九桂成 9八玉 9九成桂 迄 14手
作者コメント:端からの桂5段活用が狙い。「後手の角が55に居るのを見た」の条件は、先手角が55から73へ動く余詰防ぎですが、両王手条件から右下に目が行きやすい紛れにもなっているかと思います。「不成が2回で成が1回」の条件は桂4段跳の分を引くと、実質「不成1回で成はなし」を規定しています。この不成1回分は、玉が右側(例えば18玉)での余詰を防いでいます。先手桂が連続4段跳ねをする可能性がありますが、余詰は見つかりませんでした。
★いよいよラストは武さんの推理将棋です。割と考えやすい作品ではないかとは思うのですが、条件が多くて難しそうに感じられたのか正解者は3名と少なかった。
後手の手は、34歩、55角、桂跳ね4回+ラスト1手といっぱいいっぱいですし、角と桂のコンビの両王手は間違いない。
あとは先手の手をどうするか。ではまず普通に考えてみるとこんな順が浮かびました。(←私の場合です)
96歩 34歩 97角 55角 88飛 33桂 48玉 25桂 38玉 37桂生 28玉 29桂成 18玉 19成桂 迄
この順は作意っぽいと言えばそうなのですが、「不成1回成り1回」で不成が1回足りませんし、25桂は45桂でも同じ。飛を振る位置も非限定。96歩〜97角の意味不明(53角生と行きたかった)とまあダメ。
これが紛れ順です。先手の88角が邪魔くさいので右に行きたいところを左に行く順が正解でした。
88角は66〜93と2手で生1回をゲットし、同桂と取ることで74歩や94歩を省略でき、桂跳ねルートも93〜85〜77〜89と限定出来ます。見事ですね。
最終手も99角成では成りが2回になるので99成桂限定となり、「不成が2回で成が1回」が実に上手い条件だったと分かります。
対局者名の謎に言及してくれたのは橋本さんのみ。ここまで「4」にこだわっていただければ、関東方面に足を向けては寝られませんね。
ただ作者コメントの「端からの桂5段活用が狙い」は・・・・詰四会代表とすればちょっと・・・・(笑)。
香箱「桂と玉の軌跡の交差が巧い。66角55角の折衝もPGらしくて好み。」
中村雅哉「桂の4段跳ねに両王手まで付けるとは贅沢な作意だよん。」
橋本孝治「『不成2回、成1回』の条件がいろいろな余詰を消してますね。
でも、奇抜な手順を成立させるためとはいえ、この条件の多さには閉口。
全解が掛かっていなかったら、そもそも解図に手を付けなかったと思います。
『天草さんとぺさん』の作意は、天草"四"郎、ぺ"よん"じゅん、でしょうか。」
北村太路「最後に対局者の名前が出てくる理由が推理できません(笑)気になるなぁ。」
【推理将棋総評】
飯山修「手数は満たすが条件を満たさない解答ばかりで2つしかわかりませんでした。推理将棋は難しい。」
【総評】
香箱「作家の皆さんに敬意を表します。」
中村雅哉「全問解答できると、達成感がありますね。全問正解だと嬉しいのですが。」
★お見事唯一人の全問正解です。素晴らしいですね。
橋本孝治「今は花粉の種類が切り替わる時期。私はスギ花粉とヒノキ花粉の両方に反応するので、症状が変化しても鬱陶しさは変わりません。4月上旬のピークを過ぎれば後は楽になるのですが…。今回は出題数が多い代わりに、難問がなくて助かりました。」
小峰耕希「僕にとっては、掴み所のない推理将棋よりは、最終図がわかっているPGの方が若干とっつき易いようです。でもやっぱり協力詰の方が面白く感じてしまいますが。」
北村太路「解けなかった作など、解答発表が楽しみです。」
高坂研「今回はここまでです。推理将棋の原稿書きが無ければもう少し解けたのですが…。」
隅の老人B「解けただけの解答、天才たくぼんさんに遠く及ばず、残念。 若い頃は、人の作った謎は、必ず解けると自惚れていた。70歳過ぎの現在は、そんな気負いは消えました。少し考えて、すぐにギブアップ。解答を眺めて、成る程ね。
これも良きかな、楽しい毎日。」
飯山修「締め切り日になったのでできた分だけ解答します。」
【解答成績】解答総数 8名
全題(24問)正解 中村雅哉
23問正解 香箱、橋本孝治
19問正解 隅の老人B
15問正解 飯山修
12問正解 北村太路、小峰耕希、高坂研
★出題数が多くて解答者数が伸びなかったのがちょっと残念でしたが、解答いただきました皆様ありがとうございました。
それにしてもまさかのイージーミスで全解を逃したお二人にはビックリしました。こんなこともあるんですね。(私はしょっちゅうですが)
次回は是非リベンジをよろしくお願いします。









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